「毒にも薬にもならない」ことを言うのはやめてくれ
[徳力]ネットで毒を吐いている人たちにツイッターで反撃するのは、リスクばかりで、ほとんど何のメリットも無いという話。
という記事を読んで、
確かに、今回のNHK_PRの件に関してはメリットは無かったでしょうし、
もし時間を戻せるなら、同じつぶやきはしてなかったと思います。
でも、やっぱり個人的には、
感情の勢いが、炎上の不安に勝ってしまったパターンといいますか、
人間味のある感じが、すごく好感がもてて好きです。
たとえば、「なんとかmgmg」とか、「むくり」みたいな、
誰に何の報告をしたいのか謎なつぶやきってあるじゃないですか。
ああいう「毒にも薬にもならない」つぶやきなんかより、
ネガティブだとしても、批判だったり悪口の方がよっぽどいいです。
ただ、その批判が、「エンターテイメントとして面白いか」というのが
また別の話になるので難しい。
この「エンターテイメントとして面白いか」の定義も難しくて、
「少数を傷つけても多人数が面白いと思えばOK」だとした場合、
そのバランスは難しいです。
最近テレビでよくみる有吉弘行の絶妙な批判トークは、
完全にエンターテイメントとして確立されてると思います。
有吉のことは、「的を射た批判」を笑いに変える芸風だと思ってるのですが、
最近こういうスタイルの芸人さんって少ないですよね。
島田紳介は引退しちゃうし、マシンガンズは昔から応援してるのに全然売れないし。
かつて、松本人志が「笑いの源泉は怒りだ」と言っていて、
「怒りを笑いにつなげる芸」ってすごい技術だな、
エンターテイメントだなぁ、と感心したのを思い出しました。
松本人志こそ、「的を射た批判」の天才だと思います。
なんだか結局お笑いの話になってしまいましたが、
何が言いたいかと言うと、
ブログで好きな芸能人の名前を出すときって、「さん」付けしたい気持ちはあるけど
業界人ぶってる感じでちゃっていやだなぁとか考えて悩みますよね。
名著です↓
これも名著