毎年4月末土日の中華街は、防衛大生でごったがえす。
久しぶりに中華街にいきました。
金福楼で飯食って、
横浜大飯店で杏仁ソフトを食べるという、
いつも通りの中華街の回り方をしたのですが、
今日に限って、ひとつ、いつもの中華街と違うところがありました。
それは、我が母校、横須賀市は防衛大学校の学生がめちゃ多かった、ってこと。
なんでそんなの分かったのかっていうと、
こんな制服のやつらがたくさんいたから。
そりゃあ目立つわ。
いつもは横浜なんかじゃほとんど見かけないのに、
今日に限って中華街にわんさかいる、っていうのは、実は理由があります。
その理由を話すには防衛大のカリキュラムを話さなきゃいけないので、
少し長くなりますが、少々おつきあいください。
防衛大の1年生は、4月に入学して、3週間ぐらいの間、
基本的な自衛隊のルールを徹底的に訓練を通して叩き込まれます。
それはもう話し方から入室要領演練、基本要領演練とか徹底的に。
その3週間の間、1年生は外出できません。
ただでさえ、防衛大生は土日しか外出できないのに、
1年生は入学してから、3週間ほどの間、全く外の空気を吸えないワケです。
で、初めて外出できるのがちょうどこの時期、4月の今頃。
ただ、外出するにも防衛大の規則があるので、
それを徹底的に叩き込まれます。
例えば、
1年生はこんな制服を着て外出しなければいけない、とか、(2年以上は私服外出可)
雨でも傘はさしてはいけない、とか(雨衣着用)
混雑時電車に座ってはいけない、とか、
制服着てパチンコとかゲーセンとか行ってはいけない、とか、
昔ながらの規則があるわけです。
しかもしかも、それらのルールを叩き込まれて、いざ初めての外出!
と思いきや、その初めての外出は、4年生が引率しての外出になるんです。
これが防衛大学校毎年恒例の、引率外出、ってやつです。
だいたい部屋の4年生(部屋長)が、部屋っ子を連れて外出するんですが、
毎年恒例の大きめのイベントなので、部屋長もはりきって、
横浜あたりに連れて行くわけです。
ただ男だらけでみなとみらいに行っても、なんかさぶいので、
中華街をセレクトする、っていうのが割とセオリーになっているんですねー。
そういえば僕も6年前のこの時期、
やっぱり中華街に連れてってもらったなぁ。懐かしい。
6年たってもそこらへんの風習はあまり変わってないのかなぁ。
1年生は、来週からやっとひとりで遊びに行けるなぁ。
2年生は、地獄のカッター訓練まっただ中。終われば私服外出が待ってるぞ!
3年生は、やっと人並みの生活が出来て一番余裕ができてきた時期かなぁ。
4年生は、最上級生としての自覚とかカッター競技会の作戦とかで大変だろうな。
なんか自衛隊ファンか関係者しか食いつかないような話になってしまった。
すいません。
ちなみに在学中の自身の情報なんで、今と違うとこあったらご指摘くださいませ。