うさぎをさばくのはNGで、鶏をさばくのはOK?
うさぎ狩りを体験したブログ記事を読みました。
うさぎはかわいい味がした。うさぎ狩りと解体してきたよ。 | ちはるの森
写真がなかなか衝撃的で、昔うさぎを飼っていた僕としてはかなり複雑な気分になったのですが、
このブログ記事の、コメント欄が結構荒れてるんですよ。
四つ足の動物を女性が笑顔で屠殺するということが衝撃なんですけど。古い考えかもしれないけど呪われるよ。
馬鹿なんじゃない?生き物殺して、それを嬉々としてブログに載せて。
堂々と可愛い動物殺して何わろとんねんそんなえげつない写メのせんなブス!
とか言われてるんですよ。言い過ぎですよね。ブスには全然見えません。
僕も3年くらい前に、鶏を絞めてさばく、という体験をして、
ちょっとだけ人生観が変わったのですが、
その時のブログはぜんぜん荒れませんでした。
鶏を絞めて、さばいて、食べてきた | しらさかブログ
鶏はOKでウサギはNG、なのは何故なんでしょうか。
やっぱり、人間の生活に近い立場の「ペット的」な動物だからでしょうか。
豚の丸焼きの写真に誰も文句を言わないのは、
食卓に豚がよく並ぶからでしょうか。
このブログを書いてるちはるさんはこんなことを言っています。
魚を釣って笑顔で写真を撮る人がこんなに批判されることってあまり聞いたことがないです。本質的には同じなのに。
それもやっぱり、みんなが持っている「命の区切り」が違うからじゃないかなと思っています。
<中略>
そもそも、動物を殺す事とご飯を食べる事は繋がっています。
殺して、さばいて、料理して食卓に出てくる。
どこかで区切れるものではありません。
<中略>
こうして動物を殺すことを、表に出すべきことじゃないという人もいます。
そういう考えもあると思います。
わざわざ動物を殺すところを見たいなんて人も、そんなにいないと思いますし。
それでも。
それにしても、隠されすぎてると思うんです。あんまりにも。
食べものが食卓にやってくる過程が見えなすぎるから、その先が想像できなくて、食事に感謝できなかったり、食糧を無駄にしたりすることが普通になっていて。
だからこそ、包み隠さず伝えたいという気持ちが強いのかもしれません。
オブラートに包むような表現をするのも、あんまりしたくありません。
だってこれが事実だから。
生きることは、もっと生々しいことだと思っています。
すごく共感できます。
僕が鶏を絞めたときも、
「だれかの命を奪うことで俺は生きている」
という当たり前の事実を、痛感しました。
その後しばらくは、焼き鶏でハツを頼んだときも、
「これ1本でハツ5つ……鶏5羽分の命……!」
と感じたのを覚えています。
だけど、日が経つに連れて、
「命を奪って生きているという感覚」は、
ほぼ無くなっていました。
そんなもんです。
「そんなもん」だからこそ、
こういう体験や、体験の共有はとても大事なことなんだと思います。
ちはるさんのブログはこちら。面白いです。
ちはるの森 | @chiharuh の日々。
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