鶏を絞めて、さばいて、食べてきた
茨城にある、Organic Farm 暮らしの実験室というところで、鶏を絞めて、さばいて、食べるという体験をしてきました。普段のなにげない食事も、「命をいただいている」という事実をしっかり思い知らされた、貴重な体験になりました。
さばいたのは、名古屋コーチン。
この中から
今回犠牲になった鶏さんたち
※ここから、少々残酷な描写がございます。苦手な方はご注意ください。
鶏の締め方には、2種類あるらしく、ひとつは、首もとを血が出るまで切り、血が出始めたら、足を持ち逆さにして、血を流して絶命させるという、首の皮一枚つないだまま命を絶たせる少々残酷な方法です。
ひとりが足を持ち、切るひとが頭を持ちます、そして、切ります。
切ったら、血が流れ出るので、袋にいれて血が飛散しないようにします。
袋の中で、2分くらい、鶏がバタバタ暴れるんですよね…ショッキングでした……。
2分くらいたつと、血が流れ落ち、絶命します。
もうひとつの締め方は、オノのような包丁で、ひと思いに首を切り落とす、という方法です。
ふたりで、それぞれ頭と胴体を持ってまな板におさえつけます。
切る場所を確認して、包丁を構えるばりみさん。
切られた姿がこちら。
※注意 グロテスクな描写が含まれます、クリックして表示します。
実際に自ら手を下した鶏を、自らの手で解体しました。
解体前にまず、羽を全てむしるのですが、むしりやすくする為に、熱湯に30秒ほどつけます。
解体は、結構大変な作業で、写真が撮れなかったのですが、
鶏の体の構造が分かってとても勉強になりました。
1羽をさばくのに、1時間半近くかかりました。
で、その日の夕ご飯がこれ。
僕たちがさばいた鶏は、親子スープになりました。
すごくおいしかったんですが、なんとも言えない複雑な気持ちになりました……。
実際にさばいた鶏は、持ち帰れます。
これで、1羽分です。もちろん、ハツ、レバー、砂肝も1羽分。
鶏の心臓は、少し大きいどんぐりくらいの大きさだったのですが、
鶏1羽からハツってこれしかとれないのか…と思いました。
今後、焼き鳥屋に行ったらいろいろ思い出してしまいそうです。
その日のうちに、料理しておいしくいただきました。
再び、なんとも言えない複雑な気持ちになったのは言うまでもありません。
普段の食生活に直結することにもかかわらず、超非日常な経験をさせてもらいました。
農場のスタッフさんも、とても感じの良い方ばかりで、ステキな休日を過ごすことが出来ました。
たまには都会を離れて、自然や動物とふれあって過ごすのもいいもんですね。
興味のある方は、ぜひ一度行ってみてください!