松本人志監督作品「R100」観ました。今までの松本映画の中で、一番ひどかった。(ネタバレあり)
先に言っておくと、松本人志は好きです。
VISUALBUMのDVD全部持ってるくらいに好きです。
ただ、松本映画に関しては、ファン目線でも、
「フォローできないレベルでひどい」という認識だったのですが、
昨日、R100を観てきて、やっぱりひどかったです。
「ファン目線でもフォローできないレベルでひどい」
です。
今までの松本人志映画に順位をつけるなら、
大日本人 > しんぼる >>>>>さや侍 >R100
という感じ。
大日本人は普通に面白かったし(あくまでファン目線で)、
「松本人志が映画撮った」感がすごく出てて楽しめたのですが、
以降の映画、「しんぼる」「さや侍」はどちらも、
コントにしてもつまらないし、映画としてもつまらない、という散々なものでした。
そして「R100」、これも正直、
「コントにしてもつまらないし、映画としてもつまらない」
と言わざるをえない……です……。
なにがダメなのかを考えてみたのですが、キリがないほどダメな点がありました。
まとまらないので箇条書きで書いてみます。
・主人公の動機が一切描かれない
・笑い要素皆無
・ボケの数が少ない上に、そのボケが面白くない
・妻の寝たきり設定邪魔だし、後でいきてこない
・BGMのチョイスが微妙
・SMのレパートリーがごくごく普通
・「日常の中のSM」なはずなのにリアリティの無い世界観
・豪華女優陣のボンテージ姿に色気を感じない
・テロップがスベッてる
・食べ物祖末ネタはどうしても苦手
・渡部篤郎のポジション絶対いらない
・CGで表情かえるのしんどい、その表情作るのは役者の仕事でしょう
・インタビューシーン嫌いじゃないけど、スベッてた
・急に出てくるCEOの意味不明さ
・地震の伏線くだり、意味ないことを説明しちゃうのはNG
・100歳以上しか観ちゃダメ、っていうくだりは逃げ
・監督が100歳っていう設定も逃げ
・スタッフがため息つくシーンも逃げ
こんなところでしょうか。
R100を観るなら、同じ邦画、同じトロント映画祭に出展した
「地獄でなぜ悪い」の方が100倍面白かったです。
松本人志「R100」vs 園子温「地獄でなぜ悪い」、園子温監督が勝利!!!【トロント国際映画祭】 – NAVER まとめ
とはいえ、松本人志映画、次回作があればきっと観にいくと思います。
「あの松ちゃんが映画を撮ったらどんなすごいのが出来るんだろう!?」
と、ずっと期待していたいです。
そして、期待に応えたものを作ってほしいです。
北野武監督のような巨匠になってほしいわけではなく、
園子温のような鬼才になってほしいんです。
次回作に期待します!!(2年半ぶり3回目)
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