映画「NINE」を観てきました(ネタバレ無し)
映画「NINE」、観ました。
映画『NINE』オフィシャルサイト
この映画、正直、最後まで観るのしんどかったです。
予告編観て、期待しすぎた自分が悪いのか、
それともシカゴの監督っていうので安心した自分悪いのか。
まず、ストーリーが陳腐。脚本もなにもあったもんじゃないです。
劇中、映画監督扮するグイドの「脚本が必要か?」みたいな台詞があるんですが、
この映画自体の脚本が必要だよ!
ミュージカル好きにはオススメ!とか言ってるひとがいましたが、
そうかなぁ。
ミュージカルシーンへの入り方も雑だし、
ストーリーの中で「そろそろミュージカル」いれとくか的な、
「無理矢理ねじこみました」感がとても否めません。
個人的に好きな、
ダンサーインザダークとか、マイフェアレディとかと比べると、
ミュージカルとしても大分陳腐。
この映画、2時間もいらないです、15分くらいでいいです。
PVだったら、かなり評価出来ますが、映画と言われると、正直キツイ。
キャストの豪華さだったり、
ケイトハドソン、セクシー!とか、
ファーギーやっぱ歌うまい!
とか、そういう意味で言うと、見所はありますけど、
多分この映画を褒めるひとは、そこくらいでしか、評価できないじゃないでしょうか。
あとは、ダメ男演じるデニエル・デイ=ルイスがあまり魅力的に見えなかった。
なんというか、そこまで女をたぶらかす要素が、
映画監督っていう地位以外に伝わってこなかったんですよね。
個人的な意見ですが、「ダメ男だけど女を寄せ付ける」っていうなら、ダントツでヴィンセントギャロでしょう。
ギャロ主演で撮ってくれたら、もう少し良い映画になってただろうなぁ。
この映画、
「映画史上最もゴージャス&ファッショナブル」
というキャッチなのですが、確かに、そこは過言じゃないでしょう。
確かに、ゴージャスだし、ファッショナブル。
だけど、それ以上は無いので、そこらへんを期待して観に行くと、多分がっかりします。