伊坂幸太郎「SOSの猿」読了
Dec 29, 2009
伊坂幸太郎著書最新作「SOSの猿」読みましたー。
SOSの猿 | |
おすすめ平均 伊坂さんもっと! 大人向けかな 西遊記をよく知っていれば楽しめるのだろうか・・・ 皆さんと同じ意見です。 稀代のエンターテイナー、伊坂幸太郎に興奮 by G-Tools |
これまで伊坂幸太郎は全部読んでるけど、
最近ほんと作風変えてきてるよなぁ。
実は、映画化も決まった「ゴールデンスランバー」以来、
「モダンタイムス」、「あるキング」、そしてこの「SOSの猿」と、
3作連続で、雑誌や新聞の連載として書いたものなんですよね。
連載だと、書き下ろしとストーリーの作り方大きく違ってくるんだろうなぁ。
多分、1時間区切りのワンクールドラマと、撮り下し2時間映画くらい違う。
この「SOSの猿」、「陽気なギャングが地球を回す」とか「重力ピエロ」みたいな
華やかさはないけど、こういうのが書きたかったんだよなぁ。きっと。
イメージ的には、北野武映画の、世界のキタノと認知されてからの芸術三部作、
「TAKESHIS’」「監督ばんざい!」「アキレスと亀」みたいなかんじ。
この三部作もあまり客入ってなかったみたいですね。
個人的には、そろそろ書き下ろし作が読みたい!
「重力ピエロ」、「ラッシュライフ」並の書き下ろしならではの
ストーリーが読みたいっす。
「おまけ:個人的伊坂作品best5」
1位:重力ピエロ
2位:ラッシュライフ
3位:陽気なギャングが地球を回す
4位:砂漠
5位:アヒルと鴨のコインロッカー