CtoCのWebサービスは「嫌儲(けんもう)」を意識したらいいかも<前編>

Jul 1, 2014

「嫌儲(けんもう)」という言葉があります。
僕も1ヶ月くらいに初めて知った単語です。

きっかけは、ドワンゴの川上会長の講演のまとめ記事でした。

「嫌儲と情弱」“ネットに住む人達” ドワンゴ川上会長講演 〜 niconicoのポータル化事業とユーザーとの関係作り〜(6)|堂高|note
「冗談としてのビジネスモデルとは?」“ネットに住む人達” ドワンゴ川上会長講演 〜 niconicoのポータル化事業とユーザーとの関係作り〜(7)|堂高|note

この講演の内容がすごく面白くて、なるほどなあと思っていたのですが、今日たまたま見つけたTimeTicketというWebサービスが、まさに「嫌儲」問題を解決してそうなサービスなんです。
TimeTicket[タイムチケット]

はじめ見た時は、ココナラとかストリートアカデミーみたいなよくあるCtoCのスキル売買サービスかー二番煎じ感あるなーと思いました。まぁ実際似たようなサービスです。しかし、ちょっとちがいました。売り上げの一部を寄付するかどうかを選べるんです。これは面白い。

tt
ためしに作ってみた

今までの、CtoCでなにかを売り買いするサービスって、「出品してみたいけど、お前のそれにそんな価値ねーよって思われたらどうしようって思っちゃう問題」があったと思うんです。無いですか? ありますよね。でも、「寄付する」意思表示があるおかげで、出品のハードルがずいぶん下がると思うんです。こういうのって、すごく上手だなぁと思います。

追記

<後編>の公開は未定です。

白坂翔
白坂翔

1984年生まれ。ボードゲームカフェJELLY JELLY CAFEオーナー、将棋カフェCOBINオーナー、マーダーミステリー専門店Rabbitholeプロデューサー、株式会社人狼の代表取締役。ポーカーとゴルフが好きです。MORE

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