「室内でヅラ脱いでください」言われた思い出の話

Jun 17, 2011

5年くらい前、21歳くらいのときの話。

自衛隊を退職して、なんの因果か歌舞伎町でホストを始めることになりました。
自衛隊時代、ずっと坊主だった僕は、自衛隊を辞めるやいなやホストを始めたので、当然、坊主ホスト。

ホストといえば襟足長めの茶髪OR金髪が相場だと思いますが、
僕が働いてた店も、例に漏れず全員がそんなメンツだったので、僕ひとりだけが黒髪&ボウズでした。

最初は、「あえてボウズでいくことでボウズフェチのお客さん根こそぎ持ってくぜ!」
と息巻いていたのですが、思ったよりボウズ好きのお客さんは少なく、
半年くらいボウズ営業で頑張った挙げ句、泣く泣く路線変更を試みました。

つまり、髪の毛を伸ばし始めよう、一大決心をしたのですが、
天パーの僕は、少し髪が伸びはじめるとすぐ、東野幸治ばりのちんちくりんヘアーになります。
ある程度の長さがないと縮毛矯正がかけられない(ヘアーアイロンが入らない)ので、どうすることもできません。

そんな中途半端な陰毛のような髪型では、当然お客さんの第一印象は悪く、
いくら頑張っても、売上はイマイチな日々が続きました。

そんな時に出会ったのが、ウィッグでした。ウィッグというと聞こえはいいですが、つまり、その、ヅラです。
確か、東急ハンズで5000円くらいだったと思いますが、このヅラが似合いすぎた僕は、一気に指名客が増えていきました。
新規のお客さんの時も、
「実は僕ズラなんですよ〜」「またまた〜」「ホントですってー(ズラをずらす)」「うっひゃー」
というテッパンのつかみで、仲間からは「ヅラホスト」と可愛がられ(いじられ)、確固たるポジションを確立させていきました。

それから半年ほど経ち、すっかり後輩も髪の毛も増えたある日、後輩を叱ったことがありました。

営業前に店内でミーティングをするのですが、後輩のひとりが、
メッシュキャップをかぶったままだったので、
「室内なんだから帽子くらい脱げよ」と注意しました。
すると、その後輩は納得できなかったのか、言われっぱなしが悔しかったのか、
じゃあカケルさん(←僕の源氏名)も、室内ではヅラ脱いでくださいよ
という、絶妙の返しをしてきました。ホストたち、全員爆笑。

……という懐かしい思い出を、
東横線の車内で明らかにヅラのおっさんを見て思い出したので、ペンをとった次第でございます。

白坂翔
白坂翔

東京のWEB制作会社の代表をしています。デザイナー兼ディレクター。
JELLY JELLY CAFEというお店のオーナーでもあります。MORE

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